今日は新神戸オリエンタル劇場でラーメンズ 第15回公演「アリス」を観に行きました。
「ATOM」以来、生で観るのは久しぶりだったんですが、先頃出たDVD-BOXで観た限り、ここ最近は「鮮度が落ちている」印象があって、少々不安でした。実際、今回も、前半は随分大人しく、ネタの完成度も「ラーメンズにしては……」という感じ。結構辛いなぁ、というネタもある中、昔のように爆笑したネタもあり、まあ全体的には「やっぱりおもろいな」と満足出来ました。
ただ気になるのは、片桐仁が、電気グルーヴでのピエール瀧のような存在になりかけている事。ここ数作で気になっていた事でもありますが、今回も、笑いのピークは小林賢太郎が独占していたように思います。「タカシと父さん」や「ことわざ仙人」のような、「片桐のキャラを最大限引き出すネタ」が無く、逆に、これまで片桐が得意としていたパターンを賢太郎が完全にマスターしていて、しかも物凄く面白い。最初明確だった二人の役割分担はほぼ無くなり、テクニックで見せられない片桐が、ネタの強度が下がってくるのと合わせて存在感が薄まっているんじゃないでしょうか。今後、片桐のポジションがどうなっていくのか、また、新しいプロジェクトも始めるラーメンズが、二人編成のライヴを今後も同じパターンで継続していくのか、気になるところです。
あ、あと、久しぶりに行ったら、挨拶状とアンケート用紙のデザインがイージーになっていて、ちょっとがっかり。以前行った時まではアンケート用紙一枚のデザインを見ても見事なテンションで感動したものですが(チラシは相変わらずカッコ良いけど)。
こんばんは、通りすがりですが、"ラーメンズ片桐 がピエール瀧化しつつある"、って意見にめっちゃ納得したのでコメントしてます。
ふたりとも、コンビの"象徴"ですよね〜。
&片桐は最近やたらと単独での露出が増えていて、それが瀧化への布石のような気もしちゃいますね。
いやあ、同意してくれる方、やっぱりいらっしゃいましたね。
マスターカードのCMとタウンページのCM観てるともう、「一緒やん」とか思ってしまいますよ。
卓球がニセンヨンサマーのオーディオコメンタリーで言ってた「電気グルーヴのテレビ出てる方と出てない方」っていうのも……。