今日はNamba BEARSにJOJO広重 with MASONNAを観に行きました。
いやもう、筆舌に尽くしがたい、壮絶なパフォーマンスでした。
ステージ上は、ステージ狭しと並べられたマーシャルの壁。右サイドには、山崎マゾの機材セット。
中年体型でハゲの革ジャン姿のJOJO広重は、コンクリートブロックとギターをヤケクソ気味に引きずりながら登場。どう見てもヤバいオヤジです。しかも、ラジカセの歌に合わせてずっとキレ気味にだらだらと歌っている……。
マイクをビニールテープで括りつけた金属バットに向かって絶叫してはステージ上をフラフラと彷徨い、ギターをデタラメに掻きむしってはすぐに手放して、また金属バットを抱えて絶叫。ギターもバットも、わざと客にぶつかるように振り回します。まるで、威嚇するように。途中、バットとスタンガンを振り回しながら客席をうろつき始めたときには、普通に恐怖を覚えました。
山崎マゾは、彼をサポートするように、爆音ノイズをバリバリとプレイ。ずっと野獣のようにノロノロと動き回るJOJOと対照的に、機材テーブルの前でノイズのコントロールに集中していました。
頻繁にフロアに降りては、客にメンチ切ったりバットやギターをぶつけながら絶叫するという、タチの悪い気違い状態。最後には、フロアでギターを破壊(それも、コンクリートブロックを投げつけて……)。金属バットを振り回し、非常口のランプも壊しながら、楽屋ではなく出入り口から退場。そうこうしているうちに、マゾの発狂スイッチもオンになり、マイクで絶叫しながらフロアに突進。ステージに向かって全力でマイクを叩き付け、退場。
完全に、圧倒されました。ライブ中にここまで追いつめられ(最前列にいましたが、マジで怖かった)、終演後の強烈な耳鳴りに脳を揺らされながら、心の中に激しいざわつきを覚えるようなライブ・パフォーマンスが、他にあるでしょうか。
今年のベスト・アクトかも知れない……。
生きてる価値などあるじゃなし-Jojo Hiroshige31 anniversary caree | |
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