UA at 京都精華大学 (Kyoto)

今日は京都精華大学UAを観に行きました。会場に使われたのはONJOでも使われた明窓館-201。机が並び、黒板もある、まるっきり講義用の教室ですが、今回はバックには映像の演出のために布がかけられ、教室的な雰囲気は少し弱まってました。

オープニング・アクトのPOPOは初見でしたが、トランペットとオルガンによる3ピースバンドで、余分な装飾を一切省いた、素直で純粋な音の組み合わせがとてもチャーミング。音と音の合間もゆったりと時間を取ることで、全ての音が抵抗無くすんなりと心の奥まで届いてくるような、シンプルかつ味わい深い、ひたすら気持ち良い演奏でした。

UAは、神懸かり的なパフォーマンスだった東寺のライブ同様、内橋和久とのデュオ。

ステージに上がった途端、「おもしろ〜い、テーブル並んでる会場初めて。テーブルって言わへんか」などと楽しげに喋る喋る。その後も、曲が終わると「なんか喋ろうや〜」「質問とか無いですか」「当てるで〜」とやけにMCに積極的で、さながら「UA先生の特別講義」といった感じで、終始和やかムード。ステージでこんなに喋るUAは初めて観ました。なかでも高江の話にはかなりの時間を割いていました。

演奏も、二人編成というコンパクトさもあってか、その場で曲順を変えたりアドリブを交えたり、お客さんからのリクエストを募って「閃光」を演ったりと、リラックスした雰囲気の中、のびのびと歌っているという感じでした。

東寺での、空間を支配する強大なエネルギーで包み込む壮絶さは、閉じられた空間の中では、観客一人一人に語りかけるようなパーソナルな説得力に変換され、一つ一つのフレーズから伝わってくる表現の豊かさにため息が出るほど。

卓越した歌唱力については今更言うまでもありませんが、時には押し付けがましくも聞こえてしまうその歌に、最近は、もっと柔軟でふくよかな「艶」のようなものが感じられるようになった気がします。

アンコールでは、これまたリクエストに応えて「水色」を……と歌い始めると「生声で歌おうか」とマイクを下ろし、丸々一曲熱唱。PAを通さない、美しく力強い声を会場中に響かせてくれました。そしてそのまま、流れるように「情熱」でクライマックス。

MCでUAは「今年35歳」と言っていましたが、だったらあと何十年と彼女の歌を聴き続けることが出来る、という事に思わず喜びを感じてしまうような、そんな素晴らしいライブでした。

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