METAMORPHOSE07 at サイクルスポーツセンター (Shizuoka)

この日はMETAMORPHOSE07に初参戦。

京都から電車を乗り継いで静岡の山奥へ。車窓からは、迷子になったらどうしようと不安になるような田舎の風景が広がります。

修善寺駅に着いてバスのチケットを購入。バスは一路、自転車の国 サイクルスポーツセンターへと向かいます。

バスが到着し、早速チケットをリストバンドに交換。中に入ると、巨大なジェットコースターやメリーゴーランドが目に入り、お祭り気分を盛り上げてくれます。

ステージに辿り着く前に、YAMAHAやKORG、Rolandなどのブースがひしめき合っているスペースがあり、各ブースがこれでもかと言わんばかりに爆音対決。結構面白かったですが、Rolandが若干痛々しかったような印象。

さらに奥に進むと、メインのSOLAR STAGEの巨大なセットと大量のクラウドが見えてきます。ステージ上では、SPECIAL OTHERSが暮れかけた陽の中で、とてつもなく素晴らしい演奏を繰り広げていました。場所的にも時間的にも見事にハマっていました。音も夜空に突き抜けるように広がっていくようで、めちゃめちゃ気持ち良い。

セットチェンジの間、フードコートを散策。しかしドリンクの販売が見当たらない。

各ブースが黒山の人だかりで全く見えず、見落としていただけなんですが、ドリンクブースは何を扱っているのか明記してないし(「水ありますか」と訊いたら、初めて後ろから出してきたところもあったり。ビールは喉乾くんだよっ)、フードブースは一切ドリンク販売してないし(そういう取り決めだったようですが、実に不便)、フードブースよりもドリンクブースの列の方が長いという煩わしさ。水ひとつ買うのに一苦労でした。これほんとやだなぁ。

この時は結局水が確保できず、味の薄いマンゴースムージーを飲みながらSOLAR STAGEへ。

ROVOは、文句のつけどころの無い盤石のパフォーマンス。アップリフティングな曲を固めたセットで、こちらもすっかりトランス状態で踊り狂いました。

終了後、他のステージも見てみようとPLANET STAGEへ。真っ暗な中、マグライトで足下を照らしながら道無き道をしばらく歩いてようやく辿り着き、少し踊って引き返す。往復の時間の方が長い、という、フジロックで言うヘブンの橋無しバージョンに近い感じでした。ちょっと怖じ気づく。

SOLAR STAGEに戻り、MODEL500。デトロイト・スタイルのエレクトロ・ファンクは、さすがテクノ・オリジネイター。「No UFO’s」にシビれながら、LUNAR STAGEへ。

LUNAR STAGEは唯一室内の会場ですが、暑い上にPAもイマイチ。でも田中フミヤは久しぶりに観たかったので、比較的音の良い前方へと突き進む。ストイックに音のテクスチャを重ねていくというよりも、ガッツリとインパクトの強い音で繋げていくような感じ。フロアもノリノリ、フミヤもノリノリ。かなりハッピーな空間が出来上がっていました。いやぁ、楽しい。
後ろ髪引かれる思いの中、SOLAR STAGEへ戻り、キムチチャーハンを食べているうちにRICHIE HAWTINのプレイがスタート。「DE9: Transitions」路線の端正な音のレイヤーを、フィルターやエフェクトを駆使してテンションを作り上げ、さらにはリッチーがステージから飛び降りて走り回った挙げ句、ステージに戻ってフィルターをかます、というウエストバムばりの盛り上げ方を見せたり、ヴァイナルを客に向かって惜しげも無く投げまくったりと、2時間たっぷり盛り上げまくり。この日のベスト・アクトかな。

KORGブースへ移動し、Dachamboのライブ。このバンドは、どんなシチュエーションでも間違いなく盛り上げますね。この日もそばのブースから爆音が聞こえてくる仮説テントの下、という悪条件をものともせず、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ほんと、強いバンドです。

この後、SOUND TRIBE SECTOR 9(今一ピンと来ず)やDARREN EMERSON(ダイナミックなサウンドは理屈抜きに格好良かった)を観ながら飲んだり食べたり。MAD PROFESSORを観てから帰ろうかとも思いましたが、PLANET STAGEへ行き来するのに気が引け、すでにリッチーのDJで疲れきっていたので、そそくさと始発バスで退散しました。

飲食ブースのインフラ面には若干疑問が残ったのと、喫煙者のマナーが悪かったこと、会場中ゴミだらけだったこと(客のマナーはかなり悪かったね。リッチーの時に前方で笛吹いてた外人は行きの電車の中でも吹いてた)など、気になるところはあったものの、一晩中思う存分踊って過ごせる大型野外レイブは、他ではなかなか味わえない開放感や気持ち良さがあったので、来年も是非行ってみたい。

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