LIVE EARTH at 東寺 (Kyoto)

今日は京都の教王護国寺(東寺)で行われたイベント「LIVE EARTH」に行ってきました。

【07/20 追記】関西のローカルニュースで、現地の様子やスタッフの環境問題への取り組みなどが紹介されていたようです。
アル・ゴアの呼びかけによる、環境問題を訴える世界同時開催のイベント。日本は幕張がメイン会場で、スペシャルライブとして京都の東寺で開催。

大愛、RIZE、倖田來未という、大物ベテランが名を連ねない(というか……いや、まあいいか)幕張と比べれば、やはり京都のYellow Magic Orchestraの出演はあまりにもインパクトが大き過ぎ、かつ3,000人程度のキャパのためにチケットは即完売、転売屋がヤフオクに殺到するという状況に。

しかし、パフォーマンスとしては、純然たる三人編成で、「YMO然」としたメタリックなブースが三つ立ち並び、三人がそれぞれのブースで黙々とプレイするという演出においてはまさに「復活」でしたが、セットリストは全曲パシフィコ横浜でプレイしたもの、さらに「以心電信」「Resque」「War and Peace」「Rydeen79/07」とたったの四曲で終わってしまった消化不良感から、終演後もしばらくアンコールを求める手拍子は止まず、特に遠くからYMO観たさに前日入りまでして京都に来て、終電のために途中で帰らなければならなかった人にしてみれば怒りすらこみ上げてきただろうと思います。

今回の「Yellow Magic Orchestra」という名前が完全に客寄せのために使われたのは間違いないでしょう。まあそれでも、僕にとっては三人が揃っているところも、細野さんがベースを弾いているところも初めて観ることができたし、特に細野さんのグルーヴィなプレイは未だ健在で、鳥肌が立ちました。

殆どのお客さんがトリのYMO目当てだったので、最後の20分以外は殆どの人が座りっぱなしで、どのアーティストもアウェイ感がありましたが、この「東寺」という霊的な空間を掌握し、最高のパフォーマンスを見せてくれたのは、マイケル・ナイマンとUAでした。

木々に囲まれ、ライトアップされたお寺の前で、ピアノ一台で対峙するナイマンの演奏は敬虔ささえ感じるほど美しく、途中の暴走族の妨害にも一切動じず、素晴らしい空間を作り上げていました。

そして圧巻はUA。この人の歌は何度か生で聴きましたが、今日のパフォーマンスは今まで聴いてきた中ではズバ抜けて凄かったです。

ギター一本をバックに、新作から「トゥリ」「Moor」の二曲を披露。声を出した瞬間に、東寺の一帯がUAで満たされるような強烈な支配力。ナイマンがこの京都の伝統文化と「対峙」していたと書きましたが、UAは「一体化」していました。

それほど、木々のざわめきも流れる空気も空を飛ぶ鳥たちも、UAの声によって溶け合い、歌声はPAによって増幅された上に、東寺全体がより増幅していたように感じました。これは、完全に反発していたRIP SLYME(駄目だという意味ではありません。場の持つ魔力を活かせなかったというだけです。初見でしたが楽しかったです)、ギリギリ渡り合えたという感じのBONNIE PINK(こちらも駄目だという意味ではありません)、お客さんの先走った盛り上がりにかき消されてしまったYMOでは感じられなかったものでした。

東寺でのUAのワンマンというのを、是非観てみたい。そう思った一夜でした。

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