みやこ音楽祭 at 京都大学西部講堂 (Kyoto)

今日は、京都大学西部講堂で行われたイベント「みやこ音楽祭」、二日目に行ってきました。天気は昨日より少し曇り気味。昨日同様、ここ最近でもかなりの寒さでした。

この日も会場に着くとIlha das Tartarugasのトライバル・ビートがお出迎え。なんかメンバーが増殖しているような気が……。

この日の1バンド目は 野獣(のけもの)。ルックスが歪なわりに、音は結構ストレートなハードロックな感じでした。ステージ前方では、岸田繁も楽しそうに鑑賞。

それにしても砂十島NANI、アンダーグラウンドで活躍してますね。ZUINOSINはどうなるのか知らん。

続いてふちがみとふなと。初見でしたが、ユーモアと歌心に溢れていて、ほっこり楽しめました。何となくですけど、京都らしいバンドって感じ。

audio safariは正直ピンと来なかったので、会場のお店をうろうろしてました。寒くて風邪ひきそうだったので、生姜湯を一杯。

そしてこの日最初の「聞いたことあるバンド」、怒髪天。ライヴは初めてでしたが、やっぱり僕はMCの上手いバンドには弱いのかなぁ、喋りが面白くて引き込まれました。演奏もカッコ良かったし歌もよく通る声で気持ち良かったです。

徐々に陽が沈み、雲が夕焼けで少し赤く染まり出し、見とれそうな美しさになってきた頃にステージが始まったオーサカ=モノレールは、名前だけ何となく聴いたことがある、という程度だったのでどんなけったいなバンドなんだろう、と思っていたんですが、度肝抜かれました。バリバリのドFUNKなんですね。JBのカバーもめちゃめちゃクールで、極寒の西部講堂前でも汗ばむくらい踊らせてくれるホットなステージでした。

ドラマー交代後初めて観たLimited Express(has gone?)は、また一際パワーアップしたようで、イカツさの増したドラム・サウンドと輪をかけて激しくなった YUKARIと飯田仁一郎の発狂度合いは壮絶でした。「リミエキのライヴは凄い」というのは今更言うまでもないんですが、それにしても久しぶりに観たライヴは圧倒的なエネルギーを感じました。
その後Chainsを聴きながら「やっぱりこういう歌もののロックバンドは予習無しでは楽しむのが難しいなぁ」と思いながらビーフシチューなどを食べたり。
講堂内に入ると前方は人がびっしり。木村カエラ目当てかくるり目当てか。それはともかく木村カエラのステージでしたが、うん、まあ、いいんじゃないですか、上手いし可愛いし。という感じ。まあ正直、大衆受けする音楽が全てつまらないとは言わないけど……。

すっかり陽が暮れて、寒さも一層厳しい中、野外ステージの最終バンド、キセルがゲストにエマーソン北村を迎えて登場。久しぶりに観ましたが、やっぱり素晴らしいですね。2007お邪魔しますツアー行きたい。
そして大トリはもちろん、くるり。くるりも生で観るのは何年ぶりだろうという感じですが、数年の間に、随分変わったのかな、という印象。くるり自体を随分長いこと聴いていなかったですし、勿論古い記憶なので正確ではないですが、もっと既存の曲を忠実に再現するようなバンドという記憶だったんですが、この日観たくるりはもっと野蛮で獰猛で、牙を剥いていたように感じました。久々に聴いた「街」に痺れまくり、この曲が大好きだったことを思い出しました。

最後は「この曲は京都人としての僕の誇りです」という言葉とともに、「東京」をプレイ。

一度バックステージへ引き返したあと、岸田氏はみやこ音楽祭主要スタッフとともにステージに登場。実行委員の代表の川本氏の挨拶、そしてスクリーンに映し出された、ステージの準備から開催当日の様子、そして今日のステージやお客さんのスライドショーを観ながらの大団円。
「京都」にこだわり抜いたみやこ音楽祭。これが東京や他の地方の方々からどういう風に見えたのかは分かりませんが、本籍地京都、現在京都在住の僕にとっては、こんなに素敵なお祭りがこの街から発信されていることは、心底誇らしいです。

さらに個人的なことを言えば、今年は夏から秋にかけて、仕事の都合で行きたかったイベントに行けなかった、というのがいくつもあって(すでにチケット購入済み、というのもいくつか)結構しょげてたので、実はそれを見ていた西部講堂が「ちょっと寒いけど、よかったらおいでよ」と誘ってくれたんだ、という妄想に耽って悦に入っております(本当はぴあのプレリザーブのおかげなんですけどね。ぴあ最高っ)。

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