聖飢魔II at 名古屋市民会館 (Aichi)

今日は、名古屋市民会館に、デビュー20周年記念の期間限定再結成をした聖飢魔IIを観に行きました。最後に観たのが99年12月30日(最後のミサはチケットが取れなかったので、友人と大阪ドームでAEROSMITHを観た)なので、ほぼ6年ぶり。

解散後のメンバーそれぞれの活動も少しの間は追いかけていましたが、あまりの落差とつまらなさについていけなくなっていたので、そういう意味でも本当に久しぶり。

開場前にエントランスで待っていても、コスプレ姿の信者の方々で溢れ返っていて、そんな感じも久々で、あの頃の微妙な気分が蘇りました。(あと、女性のルッ……まあいいや)

名古屋市民会館は4階席まであり、ステージで演る側からすると、「ぱっと見、もの凄く客が入ってるみたいで気持ち良い(閣下談)」んだそうで、会館をかなり絶賛。僕は4階の最前列でしたが、高さはかなりあるものの、それほど奥行きは無く、以外とステージがよく見えました(持参した双眼鏡が大活躍)。

開演5分前の前説から、まるっきり「あの時」のまんま(ただ、この日はジェイルが前説だったので、そういう意味ではイレギュラー)で、「創世紀」で棺桶の中から閣下が登場した段階でもう嬉しさのあまり笑いが止まらず、「地獄の皇太子」のタイトルコールからハイハット・カウント、そしてツイン・リード、と、完璧なフル・コースが寸分違わず復活していて、もう楽しくて楽しくて仕方が無い。

迫力充分の豪華なステージ・セットもあの頃のまま。そして、演奏のタイトさも、細部まで計算し尽くされた演出の完成度の高さも、構成員の立ち姿の見とれてしまうほどの美しさも。

6年間の間、数百回とライヴ会場に足を運んで来ましたが、こうやって改めて聖飢魔IIのステージを観ると、6年前以上に、その隙のなさに驚かされます。

とにかく、文句の付けどころが、全く無い。演奏技術の高さは言うに及ばず、ハードな曲はひたすら格好良く、バラードは溜め息が出るほど感動的、そしてMCでは爆笑に次ぐ爆笑。これ以上、何を足す必要があるのか。

ラストの「EL・DO・RA・DO」から、舞台裏からの閣下の説法まで、あまりにも昔のままなので、思わず「また来年から、あの頃のように、毎年ツアーをして、アルバムを出して」というサイクルが返ってくるかのような錯覚に陥ってしまいます。それがまた、ノスタルジックな演出が皆無だっただけに、かえって寂しい気持ちになってしまったりして。

12月17日に続く)

恐怖のレストラン 恐怖のレストラン
聖飢魔II

KRE 1992-10-21
売り上げランキング : 17,743
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください