DMBQ VS METALCHICKS at Shangri-La (Osaka)

今日は、梅田に新しく出来たライヴハウス・Shangri-Laに、DMBQとMETALCHICKSを観に行きました。

オープニング・アクトの似非浪漫は、メンバーにトランペッターを擁したバンドで、ハードコアなビートと突拍子もない変拍子の連続は、Ruinsと初期のフランク・ザッパを荒削りにしたような感じでした。格好良いですね。ボーカルが江頭2:50よろしく動き回ってました。

続いて、今日のお目当てMETALCHICKS。Buffalo Daughterのシュガー吉永と元DMBQの吉村由加によるユニットですが、お遊びでやってるのかと思っていたら、しっかりとアルバムをリリース。メタルと言っても、2バスドラムや速弾きソロ、ハイトーン・ヴォーカルみたいなクリシェは一切なし、ヘヴィなギターリフがループしながらテンションを上げていく、言わば「人力トランス」。だからMETAL「チック」ってことなのね。
このバンドの聴き所は、やはりギターサウンドです。Buffalo Daughterだと、Earth Punk Rockersぐらいでしか聴くことの出来ないシュガー吉永のアグレッシヴなパワーコードをガッ弾く姿が、思う存分堪能できます(あと、吉村由加のチャーミングなMCも。それにしてもシュガーさんって、自分の「男っぽさ」の引き立つ女性と組むの好きね)。
11月にはP-hour 05に出演するそうです。楽しみ。

トリはDMBQ。ドラマーが変わってからは初めて観ましたが、後任のCHINAさん、凄いです。イカれてます。前身からロックが吹き出してます。これでDMBQは晴れて「一人残らずイカれたバンド」となりました。あとはもう、演奏が始まれば、全員狂いたい放題。フロアを跳ね回ったりスライディングしたりドラムをスピーカーの上から落としたりケツにマイク挟んだり客を変な顔で威嚇したり……そして、終始耳をつんざくギターノイズの嵐。
前に観た時は紛うこと無き「ロック・バンド」でしたが、この日はもうギリギリでした。ほとんどノイズ・バンド。アルバムがCCCDだったので活動自体無視していたら、もの凄いことになってましたね。っていうか、こんなバンド、CDで何を聴くってのさ。生で観なきゃ意味無いでしょ。CD買う金あったら、生で観て、脳ミソグシャングシャンにされるべし。

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