Soundz from Germany 2005 at BIGCAT(Osaka)

今日は、心斎橋BIGCATで行われたSoundz from Germany 2005というイベントに行ってきました。文字通り、ドイツのアーティストが一堂に会してのお祭り。

ディスコ・パンクなMIA.、心地良さとハードさが絶妙なダブ・エレクトロ・POLE、アンニュイな女性ボーカルが印象的なLALI PUNAと、バラエティ豊かなステージに続いて、この日の出演バンドで唯一、日本国内で確固たる人気を確立しているMOUSE ON MARSの登場。僕もこのバンドが目当て(観るのは初めて)だったんですが、ちょっと期待外れだったかな。
生ドラムが全曲で入っていて、殆どの曲でベースも生演奏だったんですが、リズムが生だと、こういうエレクトロニカなサウンドって、想像を逸脱するような突拍子も無い展開が起こせないので、観ていて物足りなさを感じてしまいました。危なげなさ過ぎると言うか、もっと、耳障りの悪い音や破綻寸前の曲展開みたいなものを聴きたかったなぁ。

そしてトリに登場したのが、SENОR COCONUT AND HIS ORCHESTRA。これがもう、とてつもなく楽しかったです。

平たく言うと「KRAFTWERKのカバーバンド」なんですが、なんとマンボにリアレンジしていました。ステージ上は、リズムを鳴らすPowerBook以外は、サックス、トランペット、マリンバ、バイブラフォンなどなどの生楽器。ラテンのリズムに合わせて「MAN MACHINE」や「TOUR DE FRANCE」といった名曲の数々が実に見事なアレンジで繰り広げられる、という、もう、笑いが止まらないし、踊らずにはいられない、エンタテインメント全開のステージでした。

途中、「BEAT IT」「SMOKE ON THE WATER」のような超有名曲も演っていましたが、そんな「どこかで誰かが演ってそうな曲」よりも、「KRAFTWERKをマンボにアレンジする」という突拍子の無さの方が、面白さが突き抜けています。何せ、原曲を知らずに演奏だけ聴いてたら、ブルーノートのステージに立っていてもおかしくないほど、各パートの演奏は素晴らしく(特にマリンバは鳥肌もの)、それが余計に笑えちゃったりしました。

でもこれは、言葉では説明できないですね。実際に聴かないと分からない.。「想像を絶する面白さ」というのは、こういうものを指すんだと思います。

Live04 Live04
Mouse on Mars

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