今日は、神戸の長田神社で行われた「つづらおりの宴」に行ってきました。長田神社で行われたのは、震災1年後以来、2度目ということですが、当時、関西にいなかった僕は未見。
風が冷たく、芯まで冷える寒さでしたが、空は晴れ渡り、時に陽光で肌が暖まるくらいでした。
神社の境内社がステージになっており、全16アーティストが、5分でセッティング、3〜4曲で退場、という、目の回るような、しかしとても贅沢な6時間。印象的だったのは、CDでしか聴いたことの無かったちんどん通信社と、ソウルフラワーユニオンでもベースを弾いているJIGENのバンド・桃梨。ちんどん通信社は、大熊ワタル、多田葉子を迎えてのスペシャル・バージョンでしたが、MCが楽しく、完全に「音曲漫才」でした。桃梨も初見でしたが、JIGENの三味線フレーズをスラッピングするベースプレイは、ソウルフラワーでのソロ・タイムに輪をかけて凄かったです。
小嶋さちほさんも良かったな。青空に向かって太く捩じれながらそびえ立つ、境内の大きな木が、風にゆったり揺れてて、そこにたくさんの鳩が止まったり飛び去ったり……そんな穏やかな情景に染み渡るような音楽でした。他にも、沖縄民謡、サムルノリ、大道芸、と盛りだくさんの出演者で、6時間はあっという間。
そしてトリは勿論、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット。この日は12人での大所帯で、いつもながらの選曲も、とても新鮮に響きました。生で初めて聴いた「復興節」には感動。
どのバンドも本当に最高でした。主催のすたあと長田とすべてのスタッフ、アーティストに大感謝、です。
……と、帰りに小銭をありったけ募金箱に入れたら、電車の切符が買えなくなって、うろたえました。
アジール・チンドン | |
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