今日は大阪ドームで行われたウドー主催のロックフェス「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ、The Whoを観に行きました。まさかあり得ないと思っていたThe Whoの初来日。ただ、オリジナルメンバーは二人だけ。不安を抱えつつ、会場入りしました。
The Whoだけ観て帰ろうと思っていたので、The Who前のポール・ウェラーが終わるまで、ロビーでたこ焼き喰いながら待っていたら、アリーナの方から聞こえてくる曲に「わ、これ、JAMの曲やん」とはしゃいでいる男がいましたが、じゃあ、なんでロビーにいるんだか。
アリーナに入ると、スタンド席が見事にガラガラ。今のロックフェスの流れを無視した、前時代的な意識しか無いウドーの企画力の貧弱さによるものでしょう。ウドー、反省すべし。
約10分押してのライブは、「I Can’t Explain」でスタート。ロジャー・ダルトリーは最盛期に劣らないパワフルな声でびっくり。しかも、マイクもブンブン振り回してるし、横でピート・タウンゼントは腕グルグル回すし欽ちゃんジャンプしてるし、まるでアーカイブ映像を見ているような錯覚に陥りました。「Baba O’Riley」はもう、イントロのシンセフレーズを聴いた瞬間に涙があふれてきて、最後、ピートの欽ちゃんジャンプが決まった瞬間、あまりのカッコ良さに、狂ったようにウヒャヒャと笑ってしまいました。
アンコールはTommyメドレーで終了。良かった。本当に良かった。あっという間の2時間でした。久しぶりに、時間が経つのを忘れてしまいました。惜しむらくは 、これがフジロックでも単独公演でもなく、史上最低最悪のゴミフェスの一部であったということ。でも、ウドーが呼んでくれたことには間違いないわけですから、ありがとう、ウドーさん。来年はもうやらないでね。
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ザ・フー
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