WACKIES LIVE & DIRECT at CLUB NOON (Osaka)

今日はNOONに、こだま和文を観に行きました。一応名義上はWACKIESレーベルのボス、ロイド・ブルワッキーの来日公演だったらしい(ニューヨークの伝説的なダブ/レゲエレーベルらしいんですが、不勉強で全く知りませんでした)ですが、当の本人は来日中止。公式には体調不良となっていますが、どうやらギャラにイチャモンつけてドタキャンした模様。

驚いたのは、この日、Ras-Takashi のDJセットだけだと思っていたんですが、本体・DUBSENSEMANIAのライブも行われ(大阪初上陸、だとか)、何とも得した気分。元々、ライブパフォーマンスの素晴らしさが海外からも評価されているバンドですが、さすがのハイ・クオリティ。特に、リズムのタメ方やドラム・フィルの入れ方が鮮やかで、「キマっとるなぁ」と、思わず唸ってしまいました。途中、こだま和文が1曲参加。陽気でノリノリ。トランペットの響きも、何だか軽やか。

その後の、Ras-Takashi、RAS KUSH 、こだま和文という編成での「変則DUB STATION」でのライブでも、とにかくバリバリ喋ってバリバリ吹きまくる。セットリストもRAS KUSHの回すレコードに合わせて吹いたり(喋ったり)するなど、いつものDUB STATIONのように、全体を完璧にコントロールし、抑制されたクールなムードとは明らかに違いました。最初はロイドの来なかった理由などを話していたので、穴埋めのためにサービスしているのかと思ったんですが、どうも、本人が楽しくて仕方が無いという様子。(その後、ロイドはレコーディングスタジオを作るためにワゴンいっぱいのハッパを売って金を作ったとか、二畳ぐらいの狭いガレージで瓢箪みたいなデカいの吸ってたとか、面白エピソードを連発)バンドに限界を感じ、MUTE BEATを脱退した彼も、もしかすると、従来のDUB STATIONにも限界を感じ始めているのかな、と深読みしてしまうほど、テンションも濃度も高いライブでした。

A SILENT PRAYER A SILENT PRAYER
こだま和文

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