菊地成孔クインテット・ライブ・ダブ at TOWER RECORDS 難波店 (Osaka)

今日は、TOWER RECORDS難波店で行われた菊地成孔クインテット・ライブ・ダブのインストアライブを、仕事の合間を縫って観に行きました。大阪初上陸となるクインテット・ライブ・ダブですが、日頃からこのバンドはドレスアップして観に来いと言い続けている菊地成孔本人が、なんとユニクロのジャージ。日本のジャズにライブ・ダブというテクニックを持ってきた事よりも、アコースティック・ジャズを上下ユニクロで演奏する方が、何だか革命的な気がしましたが……。

今までクインテット・ライブ・ダブは、CDやDVDでしか聴いた(観た)ことがなく、その印象は、「ダブにする意味あるのかなぁ」という少しネガティブなものだったんですが、実際に生で聴いて、ネガティブな印象は吹き飛びました。

例えばダブ・レゲエ・バンドでのライブ・ダブの場合、音を飛ばすタイミングが明確で、曲の構成も非常にシンプルなので、ある程度の予測はつくわけですが、ジャズという、アドリブの多い音楽の場合、ダブ・ミックスもインプロビゼーションになってくるため、楽器同士+ダブという関係でのインタープレイが起こります。これは、従来のダブ・レゲエ・バンドにおける「ライブ・ダビイスト」というのが、アーティストと呼ばれていたとしても、やはり顔の出ることのないミキサーであるとは全く違う、「顔の見える、ジャズ・ミュージシャンとしてのライブ・ダビイスト」ではないでしょうか。

艶かしく歌うサックスがディレイに包まれ、美しく流れるピアノが宙を飛び、太く奔るベースが散り散りになり、激しく鳴り響くドラムが自分の音にぶつかりながら、嵐のように轟音になって渦巻く……ライヴの間中、「官能的な」とか、「恍惚とする」とか、「陶酔する」とか、そんな言葉ばかりが、ダブ・ミックスで飛び交う大量の音と共に頭の中を駆け巡っていました。

Degustation a Jazz Degustation a Jazz
菊地成孔

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