白百合クラブ at 大阪市中央公会堂 (Osaka)

今日は、大阪市中央公会堂白百合クラブを観に行きました。

終戦の翌年結成され、今年58周年となる沖縄が生んだ「日本最長寿バンド」ですが、年齢だけのことはあって(平均年齢70歳)、とにかく演奏がユルい。締まるところが締まらず、終始ノイズの混じった演奏(中盤で、メンバーの休憩のためにゲスト出演した大島保克の演奏が力強く安定していたので、余計にコントラストになっていました)に加え、80にもなろうかというオバアのダンサーがハデハデな衣装に身を包み、大挙して踊り回るという、もう,観ていて頬が緩んでくるパフォーマンスでした。

音楽に必要なものはテクニックではなくて情熱だと常々思っていますが、戦後沖縄の絶望的な環境で、生活の過酷さから逃れるために「自分達の大好きな音楽を演る」ことを選んだ人たちが、その情熱を58年間保ち続けたということには感動しますし、とにかく人を幸せにせずにはいられない、癒しパワー全開のライブ・パフォーマンスからは、昭和歌謡や沖縄民謡を主な演目としながらも、彼等が、気の遠くなるような長い歴史をバックボーンに持つワン・アンド・オンリーな存在であるということを痛感させられました。(MCがまた最高なんですよ。すっとぼけてて。DVDには一部収録されているようですが、なぁに言ってんの、このじいさんは。って感じで笑えます。慣れないふりして実はかなり上手いと思う)
ぼくもジジイになっても音楽が続けられるかな。

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