フランク・ザッパをヒップホップだと思って聴いてみる

フランク・ザッパの音楽、もっと正確に言うと、フランク・ザッパの歌を聴くと、まるでヒップホップを聴いているような錯覚が起こります。語りとメロディを行き来するスタイル、うねるような低音、そして、印象的な韻の踏み方。つまり、フランク・ザッパの歌にはラップの要素が濃厚にある、ということですが。

ヒップホップの歴史はザッパのデビューよりも後で、実際、彼が自覚的にラップを取り入れた様子はなく、非常に高い可能性で「他人の空似」であるわけですが、それにしても彼のライムが持つドープさは、ザッパを聞いたことがないヒップホップファンにも届けたくなるほどのものだと思っています。

というわけで、ザッパのヒップホップ性を、ザッパのボーカリストとしての変遷や具体例から軽く探って行こうと思います。

《続きを読む》

Pocket